五山の送り火
2001.8.16(木)
先祖の霊を送る為、炎が暑い京の夜空を飾る。
お盆休みと重なる当日は多方面からの多くの人で込み合いますが、
過ぎ行く夏の京都を満喫しませんか?と言う事で
お奨めのビューポイントを少しご紹介しましょう。

大文字(だいもんじ) 点火時間:20時00分
京都の五山送り火のシンボル的存在。東山連峰の一つ如意ヶ嶽の一支峰、大文字山の西斜面に灯される。五山の中で最も歴史が古いとされ、規模は最大。山上の弘法大師堂では法要が行われ、五山のトップを切って点火される。
船形 (ふながた) 点火時間:20時15分
守寺の西方寺を開祖した円仁(えんにん)が唐留学の帰り嵐に襲われた時、六字の名号を書いて海に投げ入れたところ風雨が治まり、無事の帰国できたという故事から、「船」が採用されたと伝えられる。「船形」は精霊をのせて送る精霊船といわれ、船首は西方浄土に向いている。送り火終了後には6斎念仏が奉納される。
妙法(みょうほう) 点火時間:20時10分
松ヶ崎妙法送り火は「妙」と「法」の2文字が対になっている。鎌倉末期守寺である涌泉寺が日蓮宗に改宗した祈り、題目の一部「妙・法」を用いたのが起源とされる。同寺では8月15・16日に日本最古といわれる盆踊り「題目踊り」を奉納する。
左大文字(ひだりだいもんじ) 点火時間:20時15分
如意ヶ嶽の大文字が室町御所の池に映った様子を見て、大北山に「左大文字」の送り火を始めたのが起源。明治時代には「大」の字の上に1画加えて「天」とした事もあったという。松明を抱えて走る勇壮な松明行列でも知られ、ふもとの金閣寺では、願い事を護摩木に託す人々でにぎわう。
鳥居形(とりいがた) 点火時間:20時20分
五山の中で唯一、西山に位置する。ふもとは愛宕神社への参道として栄えた鳥居本地区で、一の鳥居が立つ。送り火もこれに由来するといわれ、松明を鉄製の受皿火床に載せて点火する方法は独特のもの。また、火床は108つあり、人間が持つ煩悩を焼き尽くす意味が込められている。
*強風、その他の気象状況によって点火時間が変更になる場合があります。




広沢池 鳥居形を見る
広沢池での万灯流しとやや斜めに見える送り火をセットで鑑賞できる。その幻想的でロマンチックな風景は、送り火当日のデートスポットとして人気が高い。
阪急嵐山駅から市バス乗り換え小渕町停下車
*市バスは1時間に2〜3本と少ないので気をつけて。
渡月橋・中の島公園周辺 鳥居形・大文字を見る
ここも広沢池と同じように、万灯流しと送り火を併せてみる事が出来るスポット。遠目北西に「鳥居形」、東に「大文字」が見える。当日は中ノ島公園では万灯流しが行われる。また、船に乗れば、京都の夏の風物詩とも言える鴨飼も見ることができ、送り火以外でも楽しめます。

阪急嵐山駅下車
金閣寺交差点付近 左大文字を見る
西大路四条辺りから北の行くにつれてだんだん大きく見え、金閣寺前から北大路通りへとつながるカーブ辺りがベストポイント
阪急西院駅から市バスのりかえ金閣寺道停下車
御薗橋付近 船形を見る
「船形」のビューポイントと言えばココ。形、大きさ共に申し分なく、見ごたえもある。南東方面に小さく「大文字」も見える。
阪急烏丸駅から地下鉄乗り換え北大路駅下車
市バス乗り換え御薗口駅停下車
ノートルダム女子大周辺 妙・法を見る 
「妙」は地下鉄松ヶ崎駅付近、「法」は松ヶ崎大黒天バス停付近が最適。臨場感たっぷりの送り火が目前に見える。ダイナミックさが魅力の人気ビューポイント。
阪急烏丸駅から地下鉄乗り換え松ヶ崎駅下車
加茂川と高野川の合流点 大文字・法・船形を見る
東方に「大文字」、北東に「法」、北西に「船形」と複数の送り火が見ることが出来る、地元の人お奨めの超人気スポット。
阪急河原町駅から京阪電鉄乗り換え出町柳駅下車
松尾橋付近 鳥居形を見る
桂川の上流に向かって「鳥居形」がやや遠目に見える
阪急松尾駅下車
大覚寺道バス停〜まんだら橋 鳥居形を見る
斜面の火床まで目前に見え、迫力・臨場感は満点。
阪急嵐山駅から市バス乗り換え小渕町停下車
*市バスは1時間に2〜3本と本数が少ないので気をつけて。京都バスの大覚寺バス停は、20時21分が最終便です。
葵橋〜北山大橋の加茂川西岸 大文字を見る
加茂川沿いに鴨川公園が続き、障害物も少なく視界は良好。「大文字」が東山連峰に横たわる雄大な姿が見える。
阪急河原町から京阪電鉄乗り換え出町柳下車
百万遍バス停〜北白川バス停 大文字を見る
今出川通を銀閣寺に地か付くつれて「大」の文字の下部分が隠れる。全体が見える北白川バス停がベスト。
阪急河原町駅から市バス乗り換え百万遍停下車



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